ともゆきだるま

Google広告を初心者・中級者に向け優しく説明します

2020年度版 リスティング広告の成果の出るキーワードの決め方

リスティング広告を運用する上で重要なのがキーワード選びです。
ここではGoogleのリスティング広告で成果が期待できるキーワードの決め方を紹介します。
リスティング広告を始めたばかりという方もキーワードを設定できるように進めていきます。

目次

1.キーワードを理解しよう

2.リスティング広告のキーワードの決め方

  2-1広告グループへのキーワード洗い出し
  2-2キーワードプランナーから出稿

3.除外キーワード設定


1.キーワードを理解しよう

 キーワードのマッチタイプには4種類あります。例として「サッカー シューズ」のキーワードを使って説明します。

部分一致
・指定したキーワードだけでなく、その類義語や関連語句に対しても幅広く表示されるキーワードです。
例)「サッカーの靴」「サッカー用シューズ購入」
のように幅広く、類義語であっても検索結果に表示されます。

フレーズ一致
指定したキーワードと完全一致するフレーズや、前後に他の語句を含めた場合にのみ広告を表示できるキーワード設定です。
例)「サッカー シューズ 価格」「おすすめ サッカー シューズ」
などに表示されます。「サッカー おすすめ シューズ」では広告は表示されません。

完全一致
指定したキーワードと完全に一致する検索語句や、同じ意味を持つその語句の表記のゆれにのみ広告を表示します。
例)「サッカー シューズ」「soccer スパイク」の場合広告は表示されます。
「サッカー シューズ 価格」には表示されません。

絞り込み部分一致
指定したキーワードが含まれる場合にのみ広告を表示します。フレーズ一致・完全一致と違い、語順が違っていても広告は
表示されます。
例)「おすすめ サッカー シューズ」「サッカー おすすめ シューズ」で広告は表示されます。

2.リスティング広告のキーワードの決め方

それではさっそくキーワードを決めていきましょう。

2-1広告グループへのキーワード洗い出し

広告グループに思いつく限りキーワードを追加していきましょう。
「google広告へログイン」→「キーワード」をクリックし、追加したい広告グループを選択しましょう。

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部分一致の場合はそのまま入力し、フレーズ一致は"サッカー シューズ" 完全一致は[サッカー シューズ]というように
入力していきます。コンバージョン率(CVR)を上げるためにあなたが定めているビジネス目標を達成してくれるような
キーワードを必ずいれましょう。
「サッカー シューズ 」+購入、値段、価格など

2-2キーワードプランナーから出稿

続いてgoogleの伝家の宝刀「キーワードプランナー」を使ってキーワードを出稿していきます。
「ツールと設定」→「キーワードプランナー」をクリック

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まずは「新しいキーワードを見つける」をクリック

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ここにあなたの出稿したいキーワードを入力し「結果を表示」をクリック

先ほど検索したキーワードと関連性の高いキーワードが表示されます。

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ここでは入札するためにかかる費用が予測ではありますが表示されます。
追加したいキーワードの横の四角をクリックし、ここから対象の広告グループを選択し出稿することができます。
余すことなく追加できたら、一つ戻って「ウェブサイトから開始」をクリックしましょう。

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ここでは自分のURLを入力すると、自社サイトで使用しているキーワードを可視化することができます。
まだ追加できそうなキーワードがあれば追加しましょう。
さらに、このURLではなんと競合も見ることができます。いいんでしょうか、いいんです。
あなたの競合のURLを入力し、競合が入札していて、あなたも勝負できるキーワードを設定しましょう。
これでキーワードの設定は以上です。ですが絶対にここで終わってはいけません。最後の除外設定をご覧ください。


3.除外キーワード設定

キーワードの設定が終わってさっそくリスティング広告を出稿しようとしている方。
除外キーワード設定は行いましたか?
除外キーワードとは、指定したキーワードを含む検索をした場合、広告を表示させないようにすることができる設定のことです。
ここでは主に、あなたのWEBサイトに無いサービスやコンバージョン意欲の低そうなキーワードを入れます。

「サッカー シューズ」を部分一致に登録した場合、「サッカー シューズ アディダス」にも広告は表示されますが、
アディダスをあなたが取り扱っていなかった場合購入に繋がることは無さそうですよね。他にも「競合 サッカー シューズ」
で検索するユーザーも、競合での購入意欲が高いため、「競合」を除外するなどの対策が必要です。
また、コンバージョン意欲が低そうなキーワードとは「ルール」「意味」など商品の購入ではなく単に調べものをしているユーザー
が主に当てはまります。これらのキーワードも除外していきましょう。


まとめ

リスティング広告のキーワード選びは言わば餌まきです。餌をまくことで魚は群がりますが、その餌がユーザーにとって魅力的で求めていたものでなければ
食いつくことはありません。あなたの運営するサイトにあったキーワードを吟味しながら選びましょう。
キーワードは日々追加し、効果の悪いキーワードは停止するなどの対策を行っていくことでよいものになっていきます。
お疲れ様でした。